山優三辰
店名 | 山優三辰 |
住所 | Chaussée d’Ixelles 141, 1050 Bruxelles |
営業時間 | 火曜日~土曜日 12:00-13:45,19:00-21:30 日曜日 19:00-21:00 |
お電話 | (02) 513 53 12 0474 571 567 |
ウェブサイト | https://yamayu.be/ja/yamayu-santatsu-%e6%97%a5%e6%9c%ac%e8%aa%9e-2/ |
ご予約 | お電話にて承ります |
山優三辰は開店以来30年以上にわたって愛されてきた歴史ある日本料理店です。
ブリュッセルのほか、ルクセンブルクや高松市にも系列店を構えています。
1987年開店
寿司屋として開店した当初、周辺にあるのは日本料理店のみで、寿司屋はまだありませんでした。ヨーロッパ各国から来店があり、週末は満席の日が続いていましたが、日本人客以外だと生魚を嫌がって帰ってしまうお客様もいたといいます。そこで開店から約1年半後、日本人客以外にも日本料理を楽しんでもらいたいという気持ちで、外国人客にも受け入れられやすい焼き鳥やすき焼き、天ぷらなどのメニューも展開していくことになりました。現在の人気メニューの一つであるちらし寿司も、毎日仕入れる新鮮な魚を無駄にしたくないとの思いから、この時期に考案されました。
食材へのこだわり
開店当初は現在のような鮮度にこだわった鮮魚店がなかったため、大将自らパリまで仕入れに行っていたといいます。当時は営業終了後の夜中23時ごろ出発して、仕入れを行った後、休む暇もなく朝8時には市場を出発して、通関手続きのために10時までに税関到着を目指す…というタイトなスケジュールを週3回もこなしていました。
現在は鮮魚店から仕入れを行っているそうですが、その鮮魚店も、元々は大将が市場に連れて行き、仕入れの方法や質の良い魚の見分け方を教え込んだ方が立ち上げたお店。今ではお店の規模も大きくなり、周辺の日本料理店の多くはこの鮮魚店から仕入れを行っているほどになったそうです。
本物の「寿司」とは
日本料理人気の高まりと同時にレストランが増えていった結果、本物の味を知らないお客様も増えてしまいました。実際「山優三辰」を訪れたお客様の中には、寿司を提供した際「なぜ甘いタレはないのか」「注文していないのにわさびが入っている」といった声も聞くようになったといいます。ただ、こうした声は本物の味を知らないがゆえの考えであり、来店を機に本物の味を知っていただきたいとの思いから、質問があったお客様に対しては本物の味とはどういうものなのか、説明するようにしています。
山優三辰の由来
屋号である「山優」と、店主の生まれ年である干支の「辰」を組み合わせて「山優三辰」という名前がつけられました。
「辰」は十二支の中でも唯一空想上の生き物で、古来より日本では力の象徴として、天候に影響を及ぼすほど強大な力を持つ存在と考えられてきました。こうした考えから、辰年に生まれた人は、周囲を惹きつけるカリスマ性を持っていたり、生命力や活力、情熱にあふれていたりする人が多いと言われています。
大将が長年お店を続けてこられたのは、お客様との会話が楽しく、料理が好きだからだと言います。実際にインタビューでお店を訪れた際には、お客様とは欠かさず挨拶を交わされ活気ある雰囲気が広がっていました。
山優三辰では寿司のほか、魚の出汁を使用したラーメンも人気です。
価格も日本国内のような設定に近づけて、求めやすい価格で提供できるよう努力されています。
ひたすらに、美味しいものを提供し続ける。
辰年生まれらしく、人としての魅力と料理への情熱にあふれた大将が、美味しさにこだわって本物を提供する「山優三辰」。
ぜひ一度ご来店ください。